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性同一性障害って何だろう?
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2006年11月19日

制服・体育着/渡邉

【幼稚園】
幼稚園の制服はあまり嫌と思った記憶がない。
その時は、制服は「着るものだ」と思っていたのか、
私服ではスカートを履かなかったのに、幼稚園の制服を嫌がった記憶はない。

【小学校】
小学校は制服が無かったのだが、体育着にも特に嫌な思いをした記憶は無い、、、と思う。
男子の短パンは、パンツがはみ出してかっこ悪いから履きたいとはあまり思わなかった。
ブルマは恥ずかしかったけど、ある意味機能的で動きやすくていいんじゃないかとも思っていた。
水着を着ることに関しては、嫌がったことはほとんど覚えていない。
ただ、着替えにひどく気を使った記憶がある。
女子更衣室にいることがひどく恥ずかしかったり、人の着替えを見ないようにしたり、
自分も見られないように、とにかく早着替えを習得して、早くそこから出ようとしたり、
授業後に先生の手伝いをしてプールサイドに残り、
みんなが着替え終わる頃に更衣室に行ったりしていた、、、ような気がする。


【中学校】
中学に入学するにあたって、制服に対する嫌悪感が一気に出た。
制服でスカートを履かなければいけないということにただでさえ恐怖に近い嫌悪を感じていたのに、
6年間で入学式しかスカートを履かなかったため、
小6の終わり頃から友だちに「来年はスカート履くんでしょ?カメラ持って行こうかな」とひやかされ始めた。
うんざりして、中学は登校拒否をしようと考えていた。
今思い返すと笑ってしまうが、その時は本気で制服を拒否する手立てはそれしかないと考えていた。
制服のスカートを履くことは、自分を殺すこと、自分が自分じゃなくなることだった。
制服購入の採寸の時期が来て、母親に「制服を着たくないから中学は行かない」と話すと、
自分が考えてそうしたいならいいと言ってくれた。
私には姉がいて、うちには姉が着ていた制服があったから特に気にしなかったのかもしれない。

でも実際小学校を卒業して中学のことを考えていたら、
中学には楽しいことがたくさん待っていることに気づいた、新しい友達もできるかもしれない。
制服と楽しいことを天秤にかけたら、別に制服ぐらい我慢すればいいかと思った。
入学式は出身小の友だちに冷やかされたし写真も撮られたけど、
それ以上に楽しいことがありそうだと思い、我慢して通うことに決めた。
中学は想像通り新しい楽しいことがたくさんあって、制服もすぐに慣れた。着ていることを意識しなければ問題なかった。
ジャージが男女で色違いなので体育は苦痛だったけど、楽しみが勝った。
プールはいくらかサボったけど、それで回避できることだからたいしたことじゃなかったかな。
制服や体育着、部活動によって、自分が女子だと周りに思われていたかはわからないが、
結局中学でも男女問わずたくさんの友だちが出来た。


【高校】
中学の3年間のお陰で、制服に対する抵抗は薄れたと思う。
高校は近いという理由で女子校に進学した。
後になって思ったことだが、その高校を選んでよかったと思う。
生徒全員が同じ制服、同じ体育着というのは、違いを感じなくて済むからだ。
初めこそ戸惑ったが、学校の中で男子と比べられないことは、
皆が「自分らしさ」で人を判断してくれる場であったと思う。
別学なのでプールもあったが、これも言い訳をつけて多少サボった。
「水着が嫌だ」と言ったところで理解されないか、
体型を気にする年代なので誰だって水着は嫌だと思っているんだから我儘言うなと言われるだろうと思った。

ただ、違和感はずっと心の中にあった。これを着ていていいんだろうかと。
学校を一歩出れば、学ランを着た男子高生が歩いている。
女子高生の制服を着た自分はなんだか負けた気がしていた。

けなげなもので、女子高生になろうと必死にメイクに関心を持とうとしたり、ルーズソックスを履きこなそうとした。
ある日、学校の廊下で鏡を見てこう思った。「女装してる」
次の瞬間また思った。「なんで女装?自分は女じゃないの?」



制服や体育着について今思い返すと、いやあまり思い出せないというのが事実だ。
その当時はすごく嫌だと思うこともあったと思うのだが、
具体的にはさっぱり思い出せない。
登校拒否を考えたり、悔し涙を流した時もあったはずなのに。

きっとそれだけ今の自分は満足した生活を送っているのかもしれない。

今制服で苦しんでいる人たちには、2つのことを言いたい。
1つは、それだけに捉われずに楽しいことに目を向けること。
せっかくの楽しい時間をどうしようもないことにただ悩んで過ごすのはもったいない。
私はもったいない時間をいくらか過ごした後に方向転換した、そして楽しい学校生活も送れた。
2つ目は、妥協策を考えること。
ジャージで過ごすことが出来る学校なら、少しは楽かもしれない。
最近では、ズボンでの通学を許可する学校もあるらしいから、
一度先生に相談してみるのもいいかもしれない。
担任、養護教諭、部活の顧問、頼れる大人は案外周りにいるものです。
もしいないと思うなら、そのときはメールしてください。一緒に考えよう。
posted by GIDmedia at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渡邉
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