はじめまして。理事を務める渡辺です。
私がGIDmediaに参加しようと思ったのは、社会は自分たちの手で変えられるし、
自分たちで変えていくしかないと思ったからです。
治療のためのガイドラインが出来て、戸籍の特例法が出来て、
そのどちらも全国紙で大きく報道され、
それがきっかけで、性同一性障害が世間に広く認知されていったと思います。
これらの変化は、性同一性障害当事者の先輩方のお陰です。
先輩方が、粘り強く世の中に働きかけ続けてくれたお陰で、
下の世代はその恩恵に預かることが出来ている、これは本当に感謝すべきことです。
こうして社会を動かし、変えることが出来る、自分たちに追い風を吹かせることが出来る、
先輩たちが作ってきた道を振り返って、私はそう思っています。
そして、そろそろ次の世代である20代の我々も、
行動に移していかなければいけないのではないか、と感じました。
私自身は、性同一性障害当事者というわけではありません。
むしろ、性同一性障害の過度の医療化を心配しています。
体さえ変えれば、手術さえしてしまえば、当事者の中にはそれですべてが解決すると思っている人もいるように思いますが、選択肢は本当にそれしかないのでしょうか。
人生や生き方は、ひとりひとり違うものだと思います。
性同一性障害だからと言って、みんなが治療に走らないといけないということもありません。
また、疾患名である性同一性障害という単語は、医者によって与えられるものです。
自分で選ぶものではありません。
性同一性障害だから、というのではなく、自分の生き方だから、
そうやって自分のあり方を選択していけるような世の中になってほしいし、
そういう選択が否定されたり差別されたりしないような世の中にしていきたいと思っています。
私たちがNPO法人を立ち上げて活動するのは、性同一性障害を宣伝するためではなく、
性同一性障害だからといって否定されるような社会を変えるためです。
この目的が達成されれば、この法人はその時点で必要なくなります。
早く、この法人が解散する日が来て欲しい、そのためにどんどん活動していこうと思います。
性同一性障害って何だろう?
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2006年09月17日
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