「男」と「女」の狭間で愛想笑いを浮かべたり、
ギャグにして誤魔化していた自分自身の殻を破り、
進むべき道を決意してから約6年が経ちました。
当初は、望みの性で生きたいと願っても、何から手をつけていいのかさえ解らず、
思い描くものもすぐには手に入らず、
本当に望みの性で生活なんてできるのかよ…と葛藤の連続でした。
そんな毎日を支えてくれたのが、同じ悩みを持ち生きる人達の姿や情報、
そして公にカミングアウトをし、社会に訴えかける先駆者達の姿でした。
その人達の行動がなければ、今の僕はここにはいないでしょう。
数年前は、「性同一性障害」という言葉すら認知されていなかったのですから。
現在、僕は、治療や改名等には進んでいませんが、望みの性で生活をしています。
多くの人の温かさに触れ、一歩一歩あきらめていたことが、現実になっていく日々。
それだけでも十分幸せであり、このまま埋没するのも悪くないと思っていました。
しかし、ふと、過去を振り返ったとき、思うことがありました。
それは、すぐ近くに、あの時の自分と同じように、悩み、もがいている人が存在しているかも知れないということでした。
NPO法人GID mediaを立ち上げた理由は、その言葉の行く末として、
単純に、「僕には何かできるだろうか?」と考えたのです。
先駆者達の恩恵を受けるだけではなく、僕らの世代では何ができるだろうか?と。
その方法は多種多様の中、僕は、NPO法人GID mediaの道を選びました。
僕個人としても、まだ解決しなければならない問題は山積みです。
だからこそ、ここでの活動は、結果として自分のためになることが解っているから、
自分にできること、やるべきことをやるだけです。
一歩踏み出せば、180度世界が変化すること。
他の誰よりも、当事者が実体験しているはずだから。
手探りですが、進んでいきます。よろしくお願い致します。
性同一性障害って何だろう?
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2006年09月10日
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